くまさんとうさぎさんのおはなし
「しごとって つらいものだ」と 思う 国もある。
「しごとって よろこびだ」と 思う 国もある。
今日は、日本でしごとができる人が
どんなふうに 仕事と 向き合っているか、
うさぎさんの おはなしをしましょう。
うさぎさんは、くまさんのケーキ屋さんで
はたらくことになりました。
でも、うさぎさんは...
「はやく 時間が すぎないかな〜」と、
ぼんやり 時計をながめていました。
くまさんが 言いました。
「うさぎさん、お店に 立っているだけでは、
お客様は よろこんでくれないんだよ。
ケーキをつくって、誰かを 笑顔にすることで
はじめてお給料を もらえるんだよ。」
仕事は、時間をつぶすためのものじゃない。
じぶんのがんばりを 形にして、
お客様を よろこばせること。
それが お給料につながるんだよ。
しかも!ただ おいしいだけじゃなくて、
こころをこめて 丁寧につくったケーキは、
誰かのお誕生日や たいせつな日を、
もっともっと 特別にすることができるんだよ。
ある日、うさぎさんがつくったケーキを
受け取った ねこさんが、にこっとして 涙をながしました。
「こんなにすてきなケーキ... ありがとう」
そのとき、うさぎさんのむねが、
じんわりとあたたかくなりました。
これまで がんばってきたことを 形にして、
誰かが よろこんでくれる。
誰かの 役に立てる。
だから、お金が 生まれるんだよ。
仕事って、ライフワーク(生きがい)なんだ。
うさぎさんは、くまさんに 言いました。
「しごとって、すてきなものなんですね!」
くまさんは、にっこり わらいました。
「そうだよ。
しごとって、すばらしいものなんだよ。」